そこに行けば何だか心が落ち着く、いつも前向きな気持ちが湧いてくる。そんな経験ありませんか? 例えば何の変哲もない公園のベンチだったりお気に入りのカフェのいつもの席だったり。
どんな場所にも“氣”があり、人を惹きつけ癒してくれる良い氣もあれば、活気が湧いて元気にしてくれる氣もあります。逆にすぐに立ち去りたくなるような暗い嫌な気持ちにさせる氣もあれば、心がどうもイガイガして理解できない怒りのようなものがこみ上げてくる、そんな場所もありますね。
仕事や家事、子育て、いろんなことに追われる毎日の中で「ほっと」一息ついて頭をリセットできるあなただけの場所、持っていますか? 家の中の少しのスペースでも近所の通りでもどこでもかまいません。ほんの少しの時間だけ自分を解放できるセーフティゾーンを作りましょう。「心地よい」と感じる場所はあなたと気が合う特別な「氣」をもつ場所です。ここが自分の気持ちが安らぐ場所だと意識できる場所は、何もせずそこに少しの時間居るだけであなたをリフレッシュしてくれます。
気持ちが落ち着き前向きになれる心地良い氣のある場所。その「氣」自体が強く大きいほどそこには人が集まり、人々を幸せにする力もまた大きいものです。
京都伏見稲荷の田中社神蹟 権太夫大神は人とひとに縁をもたらすことで商売繁盛のご利益を授かると伝わる神様で、古くから「権太夫さん」と呼ばれ親しまれてきました。
その拝殿前で権太夫さんの守役をされている奥村亭では、参拝の後、店内に居合わせた者同士が意気投合し互いがビジネスの良き協力者となったと喜ばれている方々が多くおられるのだそうです。なかにはかねてから一度お逢いしたいと思っていた有力者との偶然の出会いがあり、その後も良い関係を続けられているというにわかには信じがたいような羨ましいご縁も少なくありません。
お供えやお燈明のローソクと少しのお土産ものが参拝者に人気の奥村亭。その店内はいつもまでも座っていたくなる優しい氣を感じます。訪れた方は皆「落ち着く」「心地よい」と口を揃えたように言うのはその「良い氣」が流れる場所だからでしょう。そこに権太夫さんへの悲願が通じると一生モノの大切な出会いに巡り合えるのかもしれません。